【princess】

男・14歳・中学2年生

やや田舎の町、和毛在（わけあり）町の和毛在第二中学校に通う姫琴家の一人息子。

町のはずれの鎮守の森の入り口に建っているかわいいお屋敷に暮らしています。

困っている人を放っておくことができない優しい性格の持ち主ですが、そのせいか面倒ごとをよく引き込んでしまいます。

シマトとは4歳のときからの幼馴染。

学校や外ではわけあって女の子のふりをしています。

自分の中のもうひとつの人格とお話することができます。

小学生の頃に道端で拾ったスライム状の謎の生物をこっそり飼っています。

不思議な妖精の力を借りて、町にときどき現れる妖怪を退治したりもします。

しっぽが生えているのは、古代の龍の末裔の血をひいているから。

それと、好きな人がいます。

人よりすこーし秘密の多い日々を、騒がしくも楽しく過ごしています。

【wizard】

男・13歳・中学2年生

大魔導師である祖父とともに異世界からやってきた少年。

姫琴のお屋敷がある鎮守の森深くに祖父とふたりで暮らしています。

魔法使いとしてはまだまだ未熟で、浮遊の魔法しか使えません。

通学には空飛ぶ絨毯を使い、家の近い皆葉と一緒に通っています。

理系科目が得意で、文系の皆葉によく教えてあげています。

あまり感情が表に出ないタイプですが、実は感受性豊かな男の子です。

皆葉のことが好き。

【？？？】

女・20歳・家事使用人

姫琴のお屋敷で働くメイド。

皆葉の身の回りの世話、炊事洗濯掃除などなんでも一人でこなします。

ちなみに皆葉の女装指南も担当。

食事や睡眠をいつとっているのか皆葉も知りません。

仕事は大変よくできる優秀なメイドさんですが、そそっかしいところがあるのが難点。

外では女の子のふりをしている皆葉のことを「お嬢様」と呼び、お屋敷では「坊ちゃま」と呼び分けている……のですが、気を抜くとお屋敷の外でも「坊ちゃま」と呼んでしまうことがあります。

持ち前の優しい性格で面倒ごとに巻き込まれがちな皆葉を心配しています。

自称20歳ですが、真偽は不明。

【hero】

男・15歳・中学3年生

和毛在第二中の生徒会長。

実はかつて世界を守るために魔王と戦った勇者・アイザックの生まれ変わりです。

リーダーにふさわしい人柄と手腕で多くの生徒から人気を集めています。

学校の規律には厳しく、日々生徒たちの動向に目を光らせています。

それもこれも魔王の生まれ変わりである2学年下の妹のため。

妹が人の悪意に嫌気がさして再び魔王となり世界を滅ぼさないよう、学校の均衡を守ることに身を捧げています。

馬礼伊佐のかつての姿。

人の悪意を糧として世界を危機にさらした魔王フューディーハを仲間とともに倒し、世界に平和をもたらしました。

【lord】

女・13歳・中学1年生

生徒会長である馬礼伊佐の妹。

その立場と裏腹に自由奔放な性格と恐れを知らぬ制服の着こなし。

皆葉先輩のことを気に入っているようです。

実はかつて世界を滅ぼそうとした魔王・フューディーハの生まれ変わり。

勇者の生まれ変わりである兄と共に仲良く学校生活を送っていますが、いつか人の悪意が目に余るようになったら昔のようにこの世界を滅ぼそうとするでしょう。

馬礼ふゆりのかつての姿。

永らく世界を見守ってきた上位存在でしたが、発展した人類の悪意が目に余るようになり世界を滅ぼそうと人間界に顕現しました。

世界を危機に陥らせましたが、勇者アイザックと仲間によって倒されました。

【assassin】

男・14歳・中学2年生

皆葉のクラスメイト。

現役中学生ながらプロの暗殺者でもあり、普通に学校に通いつつも裏では日々暗殺業に勤しんでいます。

個人ではなく組織づきの暗殺者であり、上司にあたる請負役から指示を受けて実際の仕事を行う、いわゆる実行班の役割です。

コードネーム「ゼロハチ」は下の名前に由来していて、輪→０、吉→縁起がよい→８（縁起がよい数）から。

腕時計を模した音声式通信デバイスを右手首に装着しており、仕事の際に他の部署などと連絡を取るのに使用しています。

命令されればどんな相手も躊躇なく、そして確実に仕留める実力をもち、その若さもあって業界ではちょっとした畏敬の対象です。

が、幼い頃からろくに遊びもせず処世術と暗殺術を叩きこまれる日々を送っていたために、年相応の人間関係を築く能力に乏しく、クラスメイトたちとすら上手く話せません。

皆葉のことが気になっているようですが……

【esper】

女・14歳・中学2年生

皆葉のクラスメイトで生徒会副会長。真面目で成績優秀。

引っ込み思案な性格で、クラスではあまり目立たないタイプです。

勉学もこなしつつ生徒会活動にも献身的に取り組む姿勢は生徒会長から信頼されています。

最近なぜか他人の心が読める能力に目覚めてしまい、戸惑いの日々を送っています。

皆葉の中にいるもうひとつの人格。皆葉のやることなすことに口を出してきます。

いつから現れるようになったのか皆葉も覚えていないようですが、できるなら仲良くしたいと思っています。

町に蔓延る妖怪を退治するために皆葉に力を貸してくれる不思議な妖精。

語尾に「～ぺほ」をつけます。

皆葉が小学生の頃に道で拾ったスライム状の謎の生物。

乾燥が苦手。好物は水で濡らしたティッシュ。

最近二語文をしゃべるようになりました。